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 俺の口から引き抜くと、彼は引き上げるように俺を立ち上がらせた。そしてまた体が反転する。頭をグイと押され、パイプ椅子にネクタイで縛られたままの手を突いた。 ズルリとバイブが体内から抜き取られ。ブルッと身体が震える。息つく間もなく同時に太く熱いのが捩じ込まれ背筋が反り返った。 「うああっ」  バイブよりずっと太いのが熱くなった俺の肉を押し分けてくる。 「はあ、あぁっ!」  ゴリッと先端が擦りつけられ電気が走った。 「声、出しちゃダメだろ」  外してほしいリングは外してもらえずに与えられる刺激に大きく身体がうねる。振り子みたいに振り回され、重い揺れを生々しく感じた。  大きな手が俺の腰をしっかりと鷲掴み、ゆっくりとそこを責め立てる。 「ああ、はぁ、ああうっ、で、も無理……。っは、あ、あう!」  パンパンに溜まったモノに伸びる手。外してくれるかと思ったら、先端を爪がカリカリと引っ掻く。ギンギンに腫れたソコには刺激が強すぎて俺は叫び声を上げた。 「ああああっ! んやっ!」 「こんなに垂らして、いやらしいやつだな」  言い放つや、ズンと奥に当たる塊。 「んああーーーーうっ!」  ギュッと閉じた目の奥に閃光がほとばしった。脳天からつま先までビリビリと暴走する刺激。噴射するより何倍も激しい快感が身体を突き抜けていく。ガクガク痙攣する全身。  もう無理。膝が崩れ落ちそう。 「……っは、も、向き、かえて……お、ねがい……」
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