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突然何の前触れもなく、鼻血がぼたぼたと垂れてきましてね。
上を向こうがティッシュで詰めようが、一向に止まらないという有様でして。
――ちょっとこれは洒落にならないんじゃないか?
そう思って救急車を呼び、急いで病院へ向かいました。
播種性血管内凝固症候群の、それも特異なものであると診断されました。
的確な施術でなんとか止血はできたものの、すぐにまた別の箇所(耳や目などの体外に繋がる部分)から出血するという始末。
呼吸すると同時に、ポンプのように血液が噴き出してくるのです。
最終的には汗腺からもサラサラの血液が流れ出て、それから一日も経たずに死に至ることとなった次第です。
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