プロローグ

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゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚ 「はーるとくん、くん───  遊びま、遊びま───」 拝殿の脇の社務所より、更に奥にある住居棟まで、女児の声は木霊(こだま)した。 部屋でランドセルから教科書を出していた小さな男の子が、その動きを止めた。 「……え?  茉莉花(まりか)ちゃんの声? 」
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