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あたしとのばらは、同じ公立高校の1年生だ。
絶対に、絶対に、のばらと同じ高校に入りたくて、死にものぐるいで受験勉強した。
努力が実を結んで合格しただけでなく同じクラスになり、さらに出席番号順でのばらのすぐ後ろの座席になったときは、神は実在するのだと本気で思った。
しかも、のばらはくるりとあたしを振り向いて言ったのだ。
「ね、あたし同中の子全然いないんだ。仲良くしてくれる?」
するよ。もちろん、する。
あなたがあたしを知らなくても、あたしはずっと前からあなたを知っているのだから。
あたしたちは、すぐに呼び捨てし合う仲になった。
さらに席の近かった樹里と亜由美を加え、4人のグループができた。
あたしはファッションやコスメについて猛烈に研究し、流行りのドラマを録画してチェックし、なおかつ成績も落とさないよう勉強した。
のばらに飽きられないように。
のばらに必要とされる自分であり続けるために。
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