553人が本棚に入れています
本棚に追加
よくよく考えたら先生とは
食事中もだがあまり会話しない。
無口でクールな性格だし。
睦月君も会話をする訳ではないから
どうしても早く食べて終わってしまう。
何とか楽しい雰囲気にしなくては……。
「あのですね。この前、会社で
書類をコピーしたんですよ。
そうしたらボタンを間違えて
押しちゃったみたいで
コピー用紙が大量に出ちゃって
大変だったんですよ~なんせ10枚を
100枚になっていてアハハッ……ハ…」
「……お前……何やってんだ?」
笑いを取るために自分のミスを自白した。
だが、白い目で見られてしまった。
むしろ呆れられてしまう。
笑って下さい。
凄く恥ずかしいのですから……。
「……アハハッ……」
睦月君が気を遣ってくれて笑ってくれる。
ただし無表情で棒読みだけど
ありがとう……余計に悲しいけどね。
睦月君……。
そしてお肉料理が食べ終わろうとした時に
パッとお店の電気が消えた。
えっ!?
最初のコメントを投稿しよう!