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「指を舐めたぐらいで
何真っ赤になってんだよ?」
さらに先生は、呆れたように言ってきた。
「だ、だって~急に舐めるから」
「ったく、おでこにkissした時も
そうだったが、あれぐらいで喜んだり
騒いだりうるさい奴だな。
こんなの驚くほどでもないだろーが?」
そんな事を言われても驚かない方が無理がある。
こんな事をされるのは、
慣れてないし何よりやったのが先生だ。
だから……余計に恥ずかしい。
すると先生のそばに来た睦月君が
「パパ……セクハラ」とツッコんできた。
「はぁっ?何で俺がセクハラなんだよ?」
「………。」
睦月君は、何も言わずに
先生の背中にベッタリとしがみついてきた。
どうして睦月君は、セクハラなんて……?
「ったく、何だよ……。
言わないと分からないだろう」
ブツブツと言いながら私の指に
絆創膏を貼ってくれた。
まだ、心臓がドキドキと高鳴っている。
「あ、ありがとうございます」
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