553人が本棚に入れています
本棚に追加
/431ページ
「あの、すみませんでした。
こんな時間まで寝てしまいまして」
必死に頭を下げた。
怒られちゃう…。
すると呆れたように
「ったく一生懸命とは、言ったが
夜更かししろとは、言ってねぇーぞ!?
部屋まで運ぶ俺の身にもなれよ」
そう言いながらデコピンされる。
うっ……痛い。
「す、すみません……」
って事は、先生が私を運んでくれたの?
えぇっ!?
「まぁいいが。それより今から昼飯にするから
お前も食え」
「あの気持ちは、嬉しいのですが…仕事の方が…」
お昼を食べている場合ではない。
遅刻しちゃうよ。
「その心配ならいらん。
用事を言いつけたから今日は、
会社に行けないと連絡しておいた」
先生は、そう言ってくれた。
最初のコメントを投稿しよう!