睦月のお遊戯会。

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結局。何だったのかしら? ワケが分からずにいた。 幼稚園に行くとすでに 何人のお母様方が集まっていた。 「じゃあ俺は、向こうに行っているから 睦月君を頼んだぞ?」 そう言ってきた。 「あ、はい。分かりました」 返事をすると先生は、向こうに行ってしまう。 私は、その後ろを見ていると 「あ、睦月の所のおばちゃんじゃん」 そう言ってくる声が聞こえてきた。 おばちゃん!? この声は……。 振り返るとやっぱり…拓馬君だった。 どうも私をおばちゃんと呼んでくる。 まだそんな年じゃない。 「拓馬君。お願いだから お姉ちゃんって呼んでくれないかな?」 優しく注意してみる。 「何で?」
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