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すると別の奥さんが
「あの方って藤崎さんの担当編集者の方よね。
たまに睦月君を迎えに来てるもの」
そう言ってくれた。
何度か来てるので顔を知られている。
「まぁ、そうなの?」
司会をしていた奥さんが私の所に来た。
えっ?えっと…。
「あ、あのおばちゃん。
茉莉華の母ちゃんだぜ」
一緒に居た拓馬君が教えてくれた。
茉莉華ちゃんの?
どの子か分からないけど…そうらしい。
「初めてお会いするのかしら?
私は、茉莉華の母の竜ヶ崎です。
よろしくお願いしますね」
ニコッと笑顔で挨拶された。
うわぁー上品だけではなく
とても綺麗な人だった。
「あ、えっと…クローバー社で
編集の仕事をしています小野木です。
よろしくお願いします」
慌てて名刺を取り出し渡した。
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