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確かにそれだと奥さんが大変そうだ。
そんな人も居るものなのね?
すると拓馬君が
「母ちゃん早く帰ろうぜ~お腹空いた~」
そう言ってスカートを引っ張っていた。
「はいはい。じゃあ、また明日。
失礼します」
ペコッと頭を下げると拓馬君を連れて
行ってしまった。
私も軽く頭を下げて見送った。
「ったく、女ってそういう話好きだよな。
くだらねぇーな。どんな奴でも興味ねぇ」
先生は、呆れたようにため息を吐いた。
「ですが、もし関係者以外
立ち入り禁止とかされたら大変でしたよ?
私、来れなくなる所でした」
良かった…奥さんが止めてくれて
「……ふん。」
それだけ言うと黙って行ってしまった。
あ、行っちゃう!?
慌てて先生を追いかけた。
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