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次の日。
私は、また睦月君を迎えに行く。
早めに行ったせいか丁度
劇の練習をしている真っ最中だった。
あ、練習してる。可愛い…。
王子様が白雪姫に会いに来て
結ばれるシーンだった。
あら、白雪姫の女の子がとても可愛らしい。
雰囲気が竜ヶ崎さんの奥さんに
似ているからもしかして…?
最後に全員で歌を歌っていた。
「そして王子様と白雪姫は、
幸せに暮らしましたとさ
めでたし めでたし。
はい、皆さん。よく出来ました!
上手でしたよ~」
中川先生は、皆を褒めていた。
どうやら終わったようだ。
すると睦月君が、こちらに気づき
駆け寄って来てくれた。
「睦月君。迎えに来たよ!
一緒に帰ろうね」
そう言うとコクリと頷いてくれた。
カバンと上着などを取りに行く
睦月君を見ていたら拓馬君も来た。
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