睦月は、王子様!?

7/38

553人が本棚に入れています
本棚に追加
/431ページ
さすが親友同士なだけあって お互い分かり合っているわね。 感心して見ていると茉莉華ちゃんが怒り出した。 「ちょっと睦月君。 茉莉華を無視しないで下さらない!? 茉莉華の言っていた事ちゃんと聞いてましたの?」 興奮気味に言ってくる。 あぁ、怒らしちゃった!? 睦月君は、茉莉華ちゃんの方をジッと見る。 そして 「………で?言いたいのは、それだけ?」 「……そうですわ」 「…そう。じゃあ。 さようなら。茉莉華ちゃん」 睦月君は、サラリとそう言うと さっさと歩いて行ってしまう。 えぇっ!? 「ちょっと待って。睦月君!!」 慌てて追いかける私。 すると茉莉華ちゃんは、泣き出してしまった。 「うわ~ん。 睦月君が……茉莉華に意地悪する~」 そう言いながら
/431ページ

最初のコメントを投稿しよう!

553人が本棚に入れています
本棚に追加