睦月は、王子様!?

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「茉莉華……。本当にごめんなさいね。 どうも私より夫の影響が強いみたいで 後で言い聞かせますので」 「いえいえ、子供同士の喧嘩ですし 気になさらないで下さい」 必死に頭を下げてくる竜ヶ崎さんに これ以上責められなかった。 その後、茉莉華ちゃん達が帰って行く。 すると拓馬君が 「何だよ…アイツ。 ワガママな事を言ったかと思ったら 今度は、勝手にヒステリー起こして 泣き出しやがって意味分からねぇー」 呆れたように言ってきた。 拓馬君……。 「でもね。拓馬君。 茉莉華ちゃんは、女の子なのよ? あんまり酷い事を言ったら泣き出す事だってあるわ」 中川先生が優しく注意する。 「はぁっ?それは、酷い事を言った場合だろ? 先生。今回のは、茉莉華が勝手に ヒステリー起こしたからじゃん。 俺ら何も悪くねぇーし。なぁ?睦月」 睦月君に話をふるが 「…………。」 無言のままの睦月君だった。
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