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しばらくして私と睦月君は、自宅に帰る。
今日あった事は、全て先生に話した。
すると
「はぁっ?勝手にヒステリー起こして泣いた?
随分とワガママなガキだな」
何だか拓馬君と似た事を言ってきた。
「私もびっくりしちゃって
注意が出来ませんでした。すみません」
申し訳なさそうに謝った。
ちなみに今は、キッチンで
おやつを用意している最中だ。
「別に謝らなくていい。
ガキ同士の喧嘩だろ。
竜ヶ崎さんのところか…あそこの旦那は、
うるさいからめんどくせーんだよな」
先生は、ため息を吐いた。
「先生は、旦那さんにお会いしたことは?」
「直接会った事は、まだ無い。
まぁ、めんどくせー奴だとは、聞いているが
奥さんの方は、品があるのにな。
雰囲気が少し沙織に似ているし」
そう呟く先生。
雰囲気が先生の奥さんに……似ている?
奥さんの顔を思い出してみる。
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