睦月は、王子様!?

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「はぁっ?何だと!?」 眉を寄せる茉莉華ちゃんのパパに対して 睦月君は、ジロッと睨み返した。 そしてクスッと微笑んだ。 睦月君が……笑った!? いや、笑ったと言うより 明らかに見下した表情に近い。 何より先生以上に怖かった。 「……っ!?」 あまりの怖さなのか 言葉を無くす茉莉華ちゃんのパパ。 睦月君は、それを気にする事なく私を引っ張る。 「あ、あの……失礼します」 引っ張られるがままその場を後にした。 ホールに戻った。 すると中川先生が私達に気づいて 駆け寄ってきた。 「あ、居た。睦月君何処に行ってたの? そろそろ集まらないといけないから 一緒に行こうね」 そう言い慌てて連れて行ってしまった。
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