睦月は、王子様!?

36/38

553人が本棚に入れています
本棚に追加
/431ページ
自分の娘に失望したって あんな言い方はないと思う。 茉莉華ちゃんが可哀想よ! 私は、一言言いたくなり行こうとする。 すると 睦月君が無言のまま茉莉華ちゃんの所に 行ってしまった。 「睦月君…!?」 慌てて声をかけるが睦月君は、 ハンカチを取り出して茉莉華ちゃんに渡した。 「…ひっく…睦月……くん?」 睦月君は、茉莉華ちゃんの頭をポンポンと 撫でながら 「茉莉華ちゃんが悪い訳ではないよ」 そう言ってあげた。 「な、何だ!? この子は、藤崎さんの所の……。 まったく最近のガキは、行儀もへったくれもないな。 親は、何処に行ったんだ?」 不機嫌そうに言ってきた。 「睦月君……」 私は、睦月君の所に行こうとする。 すると先生が腕を掴み引き留めてきた。
/431ページ

最初のコメントを投稿しよう!

553人が本棚に入れています
本棚に追加