子猫と私。

19/32

553人が本棚に入れています
本棚に追加
/431ページ
その声は……? 恐る恐る振り返ると先生が立っていた。 うっ…バレちゃった!? 「お前は、なかなか来ないし 睦月の様子がおかしいから変だと思ったら…何だ? その猫は…」 「それは……深い訳が……」 「説明しろ!」 ギロッと睨み付けられる。 ま、間違いなく……怒っている。 結局、私の方から事情を説明する。 ソファーの下で正座をしながら 「と言う訳で……睦月君と一緒に拾いまして」 「……なるほどな。大体の事情は分かった。 だがその猫は、元にあった場所に戻して来い!」 しかし先生は、飼う事を反対してきた。 「な、何でですか!? あんな寒い所に戻したら凍え死んじゃいますよ!!」 そんなのあまりにも可哀想だわ。
/431ページ

最初のコメントを投稿しよう!

553人が本棚に入れています
本棚に追加