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その声は……?
恐る恐る振り返ると先生が立っていた。
うっ…バレちゃった!?
「お前は、なかなか来ないし
睦月の様子がおかしいから変だと思ったら…何だ?
その猫は…」
「それは……深い訳が……」
「説明しろ!」
ギロッと睨み付けられる。
ま、間違いなく……怒っている。
結局、私の方から事情を説明する。
ソファーの下で正座をしながら
「と言う訳で……睦月君と一緒に拾いまして」
「……なるほどな。大体の事情は分かった。
だがその猫は、元にあった場所に戻して来い!」
しかし先生は、飼う事を反対してきた。
「な、何でですか!?
あんな寒い所に戻したら凍え死んじゃいますよ!!」
そんなのあまりにも可哀想だわ。
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