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するとまたあげようとする睦月君。
「睦月君。それ以上は、
お腹壊すからあげたらダメよ!?
後でおやつのニボシがあるから
それまで我慢ね」
慌てて止めた。
睦月君はコクリと頷いた。
私と睦月君は、夢中で
白雪の世話をしていると
「おい。お前ら子猫の世話はいいが
さっさと夕飯を食べろ。
もう出来てるぞ!」
先生が注意してきた。
えっ?と振り向くと
すでに夕食の支度を済ましていた。
あっ、いけない。
「すみません。先生……」
世話に夢中になって支度を手伝うのを
すっかり忘れていた。
「ったく……」
何だか不機嫌そうな先生。
夕食を食べてる時もそんな感じだった。
白雪を飼う事を反対していた先生。
ってきり、もう陰ながら許してくれたと
思っていたけど……勘違いだったのだろうか?
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