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怒らしちゃったのだろうか?
オロオロしていると
白雪がケージから抜け出して
先生の足元に近寄ってきた。
「ニャーニャー」
甘えるような声で先生にすり寄っていく。
「し、白雪!?ダメよ…」
慌てて止めようとする。
だが、構わずに先生のそばから離れない。
するとひょいと持ち上げて私に渡してくる先生。
「さっさと連れて行け」
「は、はい」
慌てて受け取った。
するとそのまま立ち行こうとする。
あ、行っちゃう。
「あ、あの。白雪を飼うの許してくれて
ありがとうございます」
私は、先生にお礼を言った。
すると先生は、後ろを向いたまま
「………別に許した訳じゃない」
そう言って出て行ってしまった。
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