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奥さんの想い。
先生は、そう言ったけど
それは、照れ隠しだと思った。
本当に反対ならあんな風に
白雪に優しく頭を撫でたりしない。
きっと本音は、許してくれているのだろう。
その夜は、そのまま部屋に戻り寝てしまった。
翌日。
いつものように睦月君が起こしにくる。
最近は、早く起きれるように
心がけているのだが、目覚まし時計より
先に睦月君が起こしに来てしまう。
「おはよう……睦月君」
「……おはよう」
睦月君が返事をしてくれる。
見ると睦月君と同じように
白雪もしがみついていた。
「ニャー」
嬉しそうに鳴く白雪。
可愛い……。
「白雪もおはよう」
優しく頭を撫でてあげるとまた、鳴き出した。
急いで着替えるとリビングに行く。
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