553人が本棚に入れています
本棚に追加
/431ページ
すると先生が丁度
朝食作りに取りかかろうとしていた。
「先生。おはようございます。
私も手伝います」
「お前…最近早いな。だがいらん。
余計に手間がかかるから大人しく
猫の世話でもしていろ」
そう言われてしまう。
「いえ、手間にならないように頑張ります。
あ、目玉焼きを作りますね」
ニコッと笑いフライパンを出した。
さすがにいつまでも
作って貰ってばかりだとダメだわ。
これからは、私も率先して作らないと…。
コンロに火をつけていると睦月君が、
白雪を抱っこしながらこちらに来た。
「あ、危ないから向こうに行っててね」
そう言うと睦月君は、
「白雪……おしっこしちゃった」
えっ!?
慌てて振り返ると…どうやら
抱っこしている時にしたらしく
睦月君の服がベタベタになっていた。
最初のコメントを投稿しよう!