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あぁ、張り切って起きたのに……。
結局何も出来ないままだった。
しゅんと落ち込みながら椅子に座ると睦月君が
「ドンマイ」と言ってくれた。
ある意味、失敗が白雪と同じなので
複雑な気分だった。
朝食が終わると睦月君は、幼稚園の支度する。
するのだが……。
「睦月君!?白雪は、お留守番だから
幼稚園に連れて行ったらダメよ!?」
慌てて止めた。
どうやら一緒に連れて行くつもりで
白雪を手提げカバンに押し込めていた。
睦月君は、きょとんと首を傾げた。
「あのね。幼稚園は、
ペットを連れて行ったらダメな場所なの。
白雪は、私が面倒を見るから
帰って来るまでバイバイしようね」
分かるように説明する。
「…………。」
しばらく黙り込むが納得したのか
コクリと頷いてくれた。
理解してくれたようだ。
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