奥さんの想い。

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「あぁ、あちらこちらを探したんだが…居ない。 ったく、小さいくせに何処に行きやがったんだ?」 先生は、頭をかきながら言ってきた。 白雪……。 お願い……居たら返事して 「あの、睦月君。寒そうにしているので 中で温かい飲み物を作ってあげて下さい。 私は、もう少し探したら戻りますから」 「なら、お前が入っていろ。 俺が探すから」 そう言う先生。 しかし、そういう訳にはいかない。 「いえ、私が飼うと言った以上、私の責任です。 最後までやらして下さい」 中途半端のまま終わらせる訳にはいかない。 白雪や睦月君のためにも 「……分かった。しかし、もう暗いし 冷え込んでくる。 5分以上探しても居ないのならすぐに帰って来い」 「はい。ありがとうございます」 先生から許可をもらう。 そしてもう少し探してもみることにした。 もしかして……もう少し離れた所に居るかも 私は、急いでそこまで行ってみた。 「しらゆーき? 白雪何処に居るの~!?」 大きな声で白雪の名前を呼ぶ。
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