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先生なら意味が分かるかもと思い
その夜、睦月君が眠ったのを見計らって
先生に見せた。
「……人間の女の子か?」
「やっぱりそう思いますか!?」
やっぱり人間の女の子に見えるわよね。
私だけではなく。
「睦月の奴……何を描きたかったんだ?
彼女でも欲しいのかよ?」
眉を寄せながら言う。
「それが聞いたら違うみたいで
理由を聞いても教えてもらえないので
困っているんです」
何かいい方法はないだろうか?
「……アイツは、あまり貪欲ではないからな。
食べ物以外、諦めもいいし」
先生がそう言ってきた。
一体何が希望なのだろうか?
「あの……何が欲しいのでしょうか?
睦月君は」
「そんなの知るか。
睦月の意見は、睦月にしか分からん。
まぁ子供の意見だ。
深い意味はないだろう」
先生は、そう言ってきた。
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