最高のクリスマス。

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するとおもちゃを置き向こうに行ってしまう。 「あ、待ってよ!?睦月君」 慌てて跡を追いかけた。 向かった先は、雑貨コーナーだった。 えっ?雑貨…。 文房具がある所に向かうと 睦月君は、クレヨンを2個手に取る。 そして私に差し出してきた。 「青と黒のクレヨン。 もうすぐ無くなる」と言いながら  「あ、うん。分かったわ」 私は、そう言うとクレヨンを受け取った。 なんだ、無くなりそうだったから 欲しかっただけか。 レジに向かいクレヨンの代金を払うと 小さな袋に入れてくれた。 その袋を受け取り睦月君に渡した。 「はい。どーぞ」 「……ありがとう」 ボソッと言うとその袋を受け取る。
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