最高のクリスマス。

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先生……気に入ってくれるといいけど 渡せる日が楽しみ。 そしてクリスマスイブの当日。 私は、午後からクリスマスパーティーの準備で 大忙しだった。 このために、ご馳走用の料理をネットで 調べて研究した。 ケーキも手作りに挑戦。 ただし練習で作って 失敗したケーキの数は、数知れず。 甘い匂いがするため 先生に叱られっぱなしだったけど今日は…。 「できたー!!見て見て睦月君。 綺麗にスポンジが焼き上がったわよ!?」 本番は、大成功。 ホカホカで綺麗に焼き色がついている。 あの真っ黒いスポンジと比べたら 嘘のような出来栄えだ。 睦月君は、興味津々と そのスポンジに触ろうとした。 「あぁ、まだ触ったらダメよ!? 火傷しちゃうから」 慌てて止めた。
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