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そんなに嫌がらなくても……。
「お疲れ様です。
もう少ししたら出来上がるので待ってて下さい。
すぐに片付けますので」
私は、そう言った。
先生は、ため息混じりに
こちらに来るとコーヒーを淹れていた。
私は、そのままケーキ作りを再開させる。
「上手、上手。
後は、苺を盛り付けて出来上がりよ!
睦月君。上手に出来たねぇー」
褒めてあげると睦月君は、コクりと頷いた。
それを見ていた先生は、
「お前ら…何でも楽しそうでいいな」
ボソッと呟いてきた。
えっ?
「先生。今、何か言いましたか?」
「いや…別に。
甘そうなケーキだなと言ったんだ」
先生は、そう言ってきた。
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