最高のクリスマス。

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そんなに嫌がらなくても……。 「お疲れ様です。 もう少ししたら出来上がるので待ってて下さい。 すぐに片付けますので」 私は、そう言った。 先生は、ため息混じりに こちらに来るとコーヒーを淹れていた。 私は、そのままケーキ作りを再開させる。 「上手、上手。 後は、苺を盛り付けて出来上がりよ! 睦月君。上手に出来たねぇー」 褒めてあげると睦月君は、コクりと頷いた。 それを見ていた先生は、 「お前ら…何でも楽しそうでいいな」 ボソッと呟いてきた。 えっ? 「先生。今、何か言いましたか?」 「いや…別に。 甘そうなケーキだなと言ったんだ」 先生は、そう言ってきた。
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