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「あ、これ。つまらない物ですが、どうぞ。
ずっと夢まで見ていた蓮見先生の担当になれて
もう嬉しくて……これからよろしくお願いします」
雪城さんは、今までにない
飛びっきりの笑顔だった。
よほど先生に会いたかったのが分かるぐらいの
勢いだった。
何だが見ていて不安になってくる。
大丈夫だろうか?
部屋に入るとお昼のために
オムライスを作ろうとする。
すると雪城さんが
「あ、小野木先輩。
お昼なら私が作りますよ!」
そう言ってきた。
「えっ?いいわよ……雪城さんは、座っていて」
来て早々と作らす訳には行かない。
しかし雪城さんは、
「先輩。遠慮しないで下さい。
こう見えても料理や家事なら得意なんですよ!
あ、エプロンお借りしますね」
笑顔で言うとさっさと支度を始める。
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