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焦っていると雪城さんがこちらに来た。
「先輩。まだ終わらないのですか?」
「うん。もう少しなんだけど……」
本当は、半分ぐらいしか終わっていない。
もしかして手伝ってくれるのだろうか?
「も~先輩は、本当に要領が悪いですね。
仕方がないですね。
睦月君のお迎えと先生のお世話は、
私に任せて下さい」
えぇっ!?
「いや、手伝ってくれたら……」
「じゃあ、早速。睦月君のお迎えに
行ってきます!」
ニコニコしながら、さっさと行ってしまった。
唖然とする私。
あの、これあなたの仕事よね……!?
全部私がやれと言うの?
それは、一度や二度ではない。
あれからも大量の雑用を私に押し付けてきた。
理由は、全て同じ。
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