波乱の教育係!?

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「雪城さん。これ……あなたの仕事よね?」 あまりにも酷いので軽く注意すると 「えっ?でも、これも仕事ですよね? 小野木先輩が、ちゃんと指導してくれないから こっちまで仕事が回ってくるんですよ。 文句言う前にやって下さい」 バッサリと言い返されてしまった。 うっ……それは……。 「でもね……雪城さん」 「話は、それだけですか?私 これから先生と睦月君のために 夕食の支度をしないといけないので これで失礼します」 ニコッと笑顔で言うと 立ち去って行ってしまった。 「………。」  これ以上何も言えない自分が悔しい。 確かに私は、先輩としたら 情けないだけかも知れない。 後輩の雪城さんに仕事でも家事でも 敵わないだけではなく 居場所を取られてしまうように感じた。 もしかして……私って必要のない存在なの? 会社でも……先生達にも さすがに落ち込んでしまった。
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