波乱の教育係!?

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「だ、大丈夫です」 どうしよう。 顔がまともに見えない。 「どうしたんだ? それにあまり遅くなるなよ? 夜も遅いし。 睦月もギリギリまでお前が帰って来るのを 待っていたんだぞ。 雪城も言っていたが、いくら 張り切ってるからって 仕事を抱え込み過ぎだ」 「大丈夫だって言っているではないですか!!」 先生が私のことを心配してくれるのは、 分かっている。 分かっているのに……。 雪城さんの名前が出たら 思わずカッとなって言い返してしまった。 ハッとなった時は、すでに遅かった。 静まり返る。 「そうか……悪かったな」 違う。私は、そんなことを言いたい訳ではない。 これでは、ただの八つ当たりだ。 不安や焦りで涙が溢れてくる。 「涼花……?」 私は、恥ずかしくなり そのままリビングから飛び出してしまう。 外に出ると走って逃げ出してしまった。
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