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エレベーターまで我慢が出来なかったため
階段で一気におりる。
だが、途中で涙が溢れて止まってしまった。
今までの我慢が溢れてしまったのだろう。
どうしよう……先生。
きっと呆れているか怒っているだろう。
こんな情けない編集者なんて
いらないと思われちゃう。
しばらく泣いた後。
私は、あるところに電話をした。
『何?どうしたの?
こんな時間に……』
親友の梨子が電話に出てくれた。
「梨子……」
『えっ?ちょっとあんた。
何で涙声なのよ?何かあったの!?』
私の涙声に驚く梨子。
とりあえず泣いてばかりだと
意味が分からないから
自宅に来いと言われたので私は、
タクシーを使い梨子のアパートに向かった。
そして梨子に全てのことを打ち明けた。
雪城さんのことなどを
「はぁっ?何それ!?
それが先輩に対する態度なの?」
雪城さんの態度に怒る梨子。
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