小さな王子様。

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「あの……先生。これは……!?」 「お前もお前もだ。突然キレやがって もう少し我慢すれば、俺が何とかしてやったのに」 えぇっ!? 頭の中がパニックになる。 「あの……どういう……?」 混乱しながら事情を聞こうとしたら 警察官の人が 「あの……取り込み中で悪いけど 迷子の件は、解決したってことでいいかな?」 私達に言ってきた。 あっ……警察官の人が見ていることを忘れていた。 何だか恥ずかしくなってくる。 「あの……申し訳ありませんでした」 深々と頭を下げる私と先生。 「いやいや。構わないよ。 それにしても……睦月君の言う通りだったね。 30分遅れてお父さんのところに電話をしてって 言ったのは、睦月君だったからね。 お姉ちゃんとお父さんを仲直りさせたいって 言っていたよ!」 ニコニコしながら言う警察官の人。 えっ?じゃあ、 これも……睦月君の仕業なの!?
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