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自殺志願者
ぼくは自殺志願者
雨が降りそうになって ぼくのコピーがまた増えて、
何も意味のない存在としてい
ぼくというより僕たちという存在に何の用があるの
ぼくたちをニコッと笑った
顔にして吊るのに 意味はあるの
やろうと思えば頭逆さに
形壊れて
雨風にやられて
そんなこともできるぼくらに いる意味はあるの
ぼくは自殺志願者
そうなれと言われて、言われ続けて
頭が空っぽの癖に新聞紙なんか突っ込まれて
可愛らしくなれって言われて
笑みを浮かべて
人柱にさせられるの
なんで
なんで
風が吹いてくる ぼくの横に
ぼくが倒れる 糸がちぎれる
ぼくは自殺志願者
なのに殺してくれないあなたは鬼
何故って言われても産んだのはあなた
自問自答で満足ですか
ぼくは自殺志願者 でも
いざとなったら死ねない何故でしょう
って果てしなく続く問いをして それでもまだまだ足りなくて
明日になったら答えは見つかりに来てくれるかな
なんて なんて楽観的なのでしょう
死んじゃいやなら死なないでってお願いしてくれてもいいのにさ
つくづくぼくという人形のような存在が
産みだされた理由が分からなくなく無く泣くなって
朝に聞いたよ
「みじめに生きる理由ってありますか」
明日の朝になったら
この雲が
逃げて隠れて
ぼくは
死ぬのかな
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