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「実体があるなら 憑けないよな。生き霊か?」 「さぁな。とにかく、そいつは “伴天連を連れて来い” って言うんだよ。 明日の夜 また来る ってよ」 ジェイドを? いや、そいつが言う 伴天連が エクソシストや神父だけでなく、信徒も指してるなら、ジェイドとは限らないけど... 「なんで 悪魔が... ?」 考えていると、遠くから 「のっ」て 聞こえた。 泰河と榊さんだ。 「おっ、泰河と... 」 史月は 構わず近寄ろうとしてるけど 「史月」と、朋樹が止める。 榊さん 狐だし、狼とか犬とか苦手だもんなー。 榊さんは、教会の方に戻って行ったけど 「史月じゃねぇか」って 泰河だけ近づいて来る。 今の話を聞かせると 「明日か... 昼間から山 入ってみねぇとな... 」と 顎ヒゲに手をやっている。 「そう。昼間からな」 あっ。これは... 「よし。とりあえず、飯に行こう!」 史月は、ジェイドの肩から手を離すと その手でジェイドの背中をパンパン叩いた。
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