男49

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男49

気にも止めない3Bの男。 ビンボー ブサイク ブタ 気をつけないといけない3Bの男。 バンドマン ビヨウシ バーテンダー そして、そこにもう一つ入れると4Bの男。 ベンゴシ そう!弁の立つ男。 女は、先生と呼ばれる職業に就いてる男が、苦手だ。 先生と、呼ばれる職業に就いてる男というのは、その職歴が長いほど、上から目線の話し方が、板につくからだ。 そう!弁が立つのだ。 中学時代、煙草を吸い、カツアゲをし、盗んだバイクで走り回すような同級生の男と付き合っていた私。 上から目線の教師の男は、その同級生の男を呼ばずに、彼女の私を呼び出す。 そして、偉そうに弁を立て、毎日怒られていた私。 【先生】と呼ばれる職業には、エエ思い出がない。 なので、大人になっても【先生】と、呼ばれる職業を持っている男には、やっぱり偉そうにしか感じないし、興味も無い。 今日は、過払い金の相談に来ただけなのに、目の前の弁護士の男は、今までの私の人生を虐げるような言葉を使いまくる。 これから、お客様になるかも知れない女なのに…。 フン!お前みたいな弁を立たす男より、便を立たす男の方が、魅力を感じる関西人の女なんだぜ! と、心で呟き、 一攫千金の夢を持つ男との愛の巣へと帰る。 明日のパート、何時からやったかなぁ…。
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