第1章(3) 託された想い

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第1章(3) 託された想い

ー100年前 魔女狩りが、始まり。半月が過ぎる頃 世界に、生き残る魔法使いは、魔法界の秩序を守る五大賢者に 魔法界の未来を委ねていた。 そして賢者たちが、下した決断。 《この先、魔法世界を担う7人の子供達に“未来”を託す》 勿論反対した魔法使い達もいた。 その魔法使い達は、魔法界を去って行った。 一人の賢者が、7人の子供の内 優秀な成績を収めている3人を集め こう言った。 《いずれ、魔法界を脅かす 大きな闘いが起こる。》 それは、黒魔道士と王国による“魔女狩り”ではない事。 そして、その時に備えて 3人には、記憶を持たせたまま 特殊魔法を7人の子供に授ける事。 「・・・と言われても」 一人の少年が、困った顔で、賢者に問いかけた。 そして、賢者は、言った。 《〇〇を護れ。―――――。》 《あの子は、今は、魔力もない ただの子供だが、“覚醒”すれば。いずれ魔法界を救う存在となるだろう》 「え?俺ですか?? “リュウグウ”も“〇〇”も いるのに!?」 《お前にしか出来ない頼みだ・・・。―――を頼む》 《―――凪。》
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