執念の守護霊と愛の怨霊 序

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▼長坂家 長坂 洋子 長坂家の長女。妹の智子を溺愛し、彼女を守ることを自分の使命であると信じている。 また、智子のことを『都合のよいモノ』としか考えていない父親の喜一と、父の意見に反対しようとしない母親の幸子に対して、嫌悪感を抱いている。 長坂 智子 長坂家の次女。家族、特に姉に認めてもらえるように、しっかりしようと決意を固めている。 長坂 喜一 代々続く大地主、長坂家の主人。子どもが女性しかおらず、跡継ぎがいないことに焦っている。 時田俊太を婿養子に迎え、後継者にしようと画策している。 長坂 幸子 長坂喜一の妻で、洋子と智子の実の母親。喜一にはさからえない。 ▼時田家 時田 俊太 時田和正と美鈴の一人息子。何よりも『家族の威厳』を重んじ、それを踏みにじろうとする者に対しては、並々ならぬ敵対心を抱いている。 長坂洋子と智子とは従兄弟同士で、長坂喜一は彼にとっては伯父にあたる。 時田 和正 故人。時田俊太の父。和正の父が作った膨大な借金を返済するために病をおして仕事に励んでいたが、無理がたたり、帰らぬ人となる。 時田 美鈴 故人。長坂喜一の実の妹。和正と俊太の行く先を案じながら、病でこの世を去った。 ▼ファミリーセブン南池袋店 鎧屋 藤次郎 店長。神職の最高身分である『長老』鎧屋藤久の孫。 鎧屋 アヤメ 狐のあやかし。藤次郎の守護霊を自称しているが、その存在は謎。 浅間 麗 奈保神社の宮司一家の一人娘。祖母と母は有名な巫女で、彼女もまた見習い巫女として修業中。 坂本 葉月 アラサー劇団員。昼間のシフトを中心にアルバイトしている。
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