登場人物(第Ⅰ部=投稿小説部分から登場)

2/26
前へ
/95ページ
次へ
〇禁書の秘鍵(ひけん)団 ・マルク・デ・スファラニア……  禁書の秘鍵団を束ねる船長(カピタン)。通り名は〝魔術師船長(マゴ・カピタン)〟。仲間達は「お頭」と呼ぶ。  魔導書を用いた典礼魔術(召喚魔術)を得意とし、また、医学の知識もあることから、航海士(※航海には風や波を司る悪魔の加護が必要なため)や船医の役もこなす。  手に入れた魔導書の知識を独自に組み合わせて使うため、魔導書を読めば読むほど、その能力は増してゆく。  エルドラニア帝国に滅ぼされたスファラーニャ王国の第4王子(末子で側室の子)という出自を持ち、父親代わりであった高名な魔術師イサーク・ルシオ・アシュタリアーノに幼少時より魔術を学ぶ。  祖国やイサークの命を奪ったエルドラニアとプロフェシア教会に恨みを持ち、その魔導書禁書政策に疑問を抱く。  新天地では海賊ウルフガング・キッドマンの船で船医兼航海士補佐として働いていたことから、キッドマン一味壊滅後、彼の海賊船「レヴィアタン・デル・パライソ(楽園の悪龍)号」を受け継ぎ、「魔導書の自由な使用が認められる世界」実現のため、教会と帝国から魔導書を専門に奪う海賊団「禁書の秘鍵団」を結成する。  年は17歳前後。小柄な童顔で碧眼、明るい金髪を長い後ろ髪を三つ編みに結う。  白シュミーズ(シャツ)に黒のオー・ド・ショース(詰め物で膨らましたハーフパンツ)、黒い腰布、黒いフード付き提督用ジュストコール(ジャケット)に縁が三角帽(トリコーン)風のウィッチハツトをかぶる。  ピストル型ワンド(※マリアンネ作。引き金を引くと、硫黄と水銀が高速でぶつかり、瞬間的に〝賢者の石(エリクシール)〟を造り出せる)とカットラス型ダガー(魔術用短剣)、魔導書『ゲーティア』にある〝ソロモン王の72柱の悪魔〟召喚のための各悪魔に対応したペンタクル(魔術用の円盤)を紐で結わえたセットをベルトに着用。
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加