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・サウロ・ポンサ……
父サンジオの代からラマーニャ家(ドン・キホルテスの家)に仕える従者(※下僕の身分であるが、本来は従騎士(エスクワイア)の行うことも担う)。
戦闘時は主人の使う多種多様な刀剣類を袋に入れて持ち歩き、まるでゴルフキャディーの如く主人に望みの武器を投げ渡すことから〝歩く武器庫〟の仇名をつけられる。
また、その技術の必要性から、いつの間にやら自然とナイフ投げも得意になってしまった。
歳は若いが禁書の秘鍵団一の常識人であり、世間ズレした主人や仲間達の尻拭いをすることもしばしば。器用貧乏なため、様々な仕事を任せられるが、その性格から交渉役や、マルク不在時のリーダー的役割を担うことが多い。
年は16歳前後。薄い褐色の肌に鳶色の瞳、後を借り上げた茶のショートボブ。
カーキのシュミーズ(シャツ)に茶のジャーキン(革ベスト)とオー・ド・ショース(ハーフパンツ)を身に着けた船乗り風の出で立ち。
主人キホルテスが騎士身分と領土を没収された折、従者としての生き方しか知らないサウロも彼に従って冒険の旅に出る。
その後、オランジュラントでの巨人退治で、偶然出会ったマルクの魔導書を用いた魔術の力を目の当たりにし、キホルテスともども〝禁書の秘鍵団〟に参加することを同意。
魔導書によって「古代に存在したような魔法剣」を造り出し、主人を立身出世させることに自ら運命を切り開く活路を見出す。
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