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(第Ⅶ部以降)
マイニラードでの敗北後、ウィトルスリア地方・ウェネティアーナ共和国で武器職人ミケラッツィオの工房に弟子入りすると、そこでルネサンス的な雰囲気やヘルメス学(古代の自由で人文主義的な学問)に触れ、「学ぶことで己の才覚を高め、それによって人生を切り開く」という、それまでの従者生活では考えもしながった新たな人生観を得る。
また、その工房のヘルメス文書類内にあった魔導書『レメゲトン(ソロモン王の小さな鍵)』を読み、序列43番・死と破滅の伯爵ハルファス&序列39番・詐欺師の総統マルファスの力で「刀剣類を瞬時に用意して雨霰の如く敵に降り注がせる」戦法や「城塞などの防御施設を瞬時に築く」という離れ業も獲得(※ただし、その性質を持った同等量の材料が必要)。
黒いベレ(ベレー帽)をかぶり、スラッシュ(切り込み)の入った淡い草色のプールポワン(詰襟、詰め袖の、詰め物で肩と胸を膨らませた上着)に茶のオー・ド・ショース(ハーフパンツ)、白のバ・ド・ショース(長い靴下)を着け、革のブーツを履いたイタリア・ルネサンス期のような服装。
また、手仕事用に革の手袋を嵌め、金属加工用の工具を着けた革のベルトを腰に巻く。
(第Ⅹ部)
最終戦ではその二柱の悪魔ハルファス、マルファスと合一し、道化のようなボンボリ付きの帽子をかぶり、緑と緋色のベルベットのローブに、刃物の羽毛でできた黒い鳩の翼、剣と大きな鏝型の盾を持つ姿となる。
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