閉じ込めた記憶

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暖かい午後の陽射しが、やわらかく射し込む午後。 キーンコーンカーンコーン…授業の終わりを告げてからしばらくすると、正門からわらわらと中学生が出てくる。 友達同士でおしゃべりしながら帰っていく子、この後用事でもあるのか急いで帰る子、部活の準備に励む子… そんな中、七人という決して少なくない人数で帰っていく少女達がいた。 男はその様子を、近くのコンビニから見つめていた。 「やっと見つけた…もう、次は逃がさない。」 男はそう呟くと、静かに微笑んでその場を後にした…
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