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「若田さん、話があるんだが。」
「何ですか。
具合悪くないですよ。」
「ダイエットも良いけど、もっと栄養バランスを考えてやりなさい。
ひどい顔色だ。」
「どうせ、酷い顔ですから、放っておいて下さい!」
「違う、顔色だ。
真っ青で、今にも倒れそうだ。」
「どうせ私なんて、酷い顔して、デブで、エッチ出来ませんよ!
私を見ただけで萎えるんです!!
一生結婚も出来ず、恋人も出来ず、処女のまま死ぬんです!」
「もう良い。分かったから。
落ち着きなさい。」
興奮している彼女をなだめる為、そっと抱き締めた。
35センチも身長差がある彼女は、ポッチャリ体型だとしてもとても小柄で、愛しい対象だった。
「そんな事言った奴の事は忘れろ。
そいつは人を見る目の無い、ただのアホだ。
若田さんは可愛いよ。
君の良さを分かってくれる人が必ずいるから。
君が傷付く事はないんだよ。」
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