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俺の趣味は、料理だ。
毎週金曜は家の近所のスーパーマーケットが特売なので、仕事も午後出勤だ。
社会人としては仕事を優先すべき、と思われるだろうが、俺がこの会社に入った条件として、社長に認めてもらっている。
毎日の食物がこの体を作ってると思えば、美味しく栄養のある物をしっかりと食べなければと思うのだ。
「ここ、お邪魔します。
ああ、お腹空いた。」
俺の向かいの席に若田さんが座る。
思わず彼女の昼食を見ると、コンビニの小さいサンドイッチと、パックの野菜ジュースだけだった。
「それで、足りるのか?」
思わず一言出てしまう。
「ダイエットと、節約を兼ねているんですよ。
何せ、まだ初給料貰ってませんからね。」
「、、、、、朝は何食べたんだ?」
「あー、ホットミルクですかね。」
「ーーー夜はどうするんだ?」
「もやし炒め?」
「具材は何を入れる?」
「もやし、かな。」
「ーーーーー。
ほら、肉食え。
鶏のササミだからヘルシーだぞ。」
ササミの黄身焼きを分けてやる。
こいつ、このままだと体壊すぞ。
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