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本日も、弁当のおかずを余分に持ってきた。
昼食の時間になり、いつものテーブルに弁当を広げる。
若田さんがお茶を入れてくれた後、向かいの席に座る。
「課長、今日も美味しそうですね~♪
いゃあ、惚れちゃいそうですわ。」
「馬鹿な事言ってないで、ほれ、食え。
今日は金平だ。」
「この、絶妙な甘辛い感じが最高です!
もう、神ですよね!!
温かいご飯、何杯もいけそうでヤバイです~!
味の秘訣は何ですか?」
幸せそうな顔して食べるんだよな。
餌付けしてる気分だ。
「秘訣って程の事もないぞ。
砂糖、めんつゆで味付けて、最後に少量の酢を入れてる。
ごま油は俺は使ってないな。
まあ、邪道な金平かもな。」
「へえ~。酢が入るから、しっかり味なのにサッパリしてるんですかね。
でも、全然酸っぱくないですね。」
「俺はもう年だから、酢とか意識して使ってるんだよ。
健康に気を付けないと、すぐ、メタボだ。」
「年って、課長何歳でしたっけ?
32歳?まだまだ若いですよ。」
「二十歳に言われてもな。」
健康に気を付けているのは、入院経験があるからだけどな。
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