2、赤ちゃんはどこから来るの?

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「何だぁ~そんなことかぁ~。どんな質問が来るかドキドキしたよ」  モフモフの胸をなで下ろした、コウノトリさんは、和やかに答えます。 「赤ちゃんは僕が運んで来るんだよ!」  それを聞いたアインちゃんは、目を丸くして興味深々に耳を傾けます。  5歳児の瞳はサファイアのように輝きました。  コウノトリさんは得意げにお話を続けます。 「赤ちゃんは、君達のパパとママが、お互いを好きで好きで、と~ても大好きになった時に、僕が赤ちゃんを運んでくれるんだよ」  コウノトリさんの説明に、アインちゃんは顔を、お餅のように膨らませて怒ります。 「違うわ、コウノトリさん! 私、もう5歳よ? 大人の男の人と女の人との交配で出来る、有性生殖の話をしているわけじゃないわ!」  コウノトリさんは5歳の女の子が突然、怒り出したことに驚き、思わず謝ります。 「そ、それはごめんよ……最近の子供は進んでいるなぁ……」  コウノトリさんは動揺を隠しきれません。  ご立腹のアインちゃんは、お話の続きをします。
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