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両の指で胸を弄びながら、腹からへそをつたい舌を這わせていく。合い間に脇腹を甘噛みしてやれば、くすぐったさが快楽へと転化され周防は身悶える。
「くっ……う、ん」
嫌だやめてと抵抗を口にする周防だが、それには関せず西園寺は攻めつづける。股のあいだでそそり勃つ周防の快楽の象徴はすでにへそを衝くほどになっていて、決定的な刺激を欲して涙を流していた。
大浴場から戻るとき、西園寺の命令で周防は下着を身につけてはおらず、よって浴衣の下は無防備な状態だ。肌蹴てのぞく細くて長い清楚な脚、それに辛うじて布で隠れる屹立が対照的で淫靡な情景を見せる。
腰帯をひき抜き浴衣を捨て去れば、いよいよ周防は生まれたままのすがたを晒す。もう数えきれないほど身体をつなげてきたのに、未だ恥じらいに染まる周防が可愛くて愛おしい。
期待に潤む周防の象徴に顔をよせ、焦らすように舌を這わせていく。
「んっ、んんっ……ぅ」
びくんと悦びに弾む周防の昂り。しとどに垂れるクリアな体液を舐めとると、西園寺はひと息にのどの奥へと呑み込んだ。
口唇と舌を巧みに使い、速く遅く緩慢なタッチで刺激を与えてやれば、閉じることを忘れた周防の口から小刻みな喘ぎが漏れる。
そのあいだにもリズミカルな愛撫はつづき、早々と音を上げた周防は快楽を極めてしまう。
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