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数年前、コンビニでバイトをしていた友人が体験した話。
そこは田舎にあるコンビニで、夜間から早朝にかけてはほとんどお客さんが来ない場所だった。
それ故に夜勤の仕事は楽で、友人としては良い仕事が見つかってラッキーだと喜んでいたのだけれど、一つだけどうしても不思議で気味の悪いことがあったのだという。
その出来事というのが、毎朝四時になるとクリーム色の作業着を着た中年男性が来店してくるというもので、最初にそれを聞いたとき私は何が気味悪いのかわからなかった。
早朝の田舎とは言えコンビニに来る客くらいはいるだろうし、作業着を着ていたのなら夜勤明けで店へ立ち寄っていただけかもしれない。
しかし、友人はそんな私の推測をあっさりと否定し、更に話の詳細を語ってきた。
その男は、髪がボサボサで肌も浅黒い感じの清潔感のない見た目をしていたらしく、いつも四時ちょうどに店へ来ると奥の棚、飲み物が置かれているコーナーへ一直線に向かっていく。
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