天才は、今日も退屈です。

2/13
21人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
天才は、今日も退屈です。 あぁ、僕にかかれば、物理も化学も、漢文だって、つまらないものです。 教授のつまらない講義を聴き流しながら、僕は、窓から外を眺めます。 ここは、東京大学。 まぁ、日本で1番頭のいい学校、ですかね? 僕? 僕は、これでも一応東京大学のトップを張っているんですよ? すいませんねぇ、賢くて! あぁ、ちょっとイヤミでしたか? しかし、今日も退屈です。 どんな授業もI.Q200の僕の心を惹くことは、できません。 まぁ、ミニスカ美人の教授でもいれば、話は別ですが? そんな事を思いながら、休み時間には、天才バカボンの漫画を読んで、笑っている僕。 その時、教室のドアが開き、ある若い女性が入って来ました。 へぇ? 中々の美人じゃないですか? ちょっとそそっかしそうですが?
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!