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※今から10年前――。
1つの村が、何者かに襲撃された。
村は燃え上がり、殆どの住民は殺された…。
少女「……お母さん!!」
少女の母「…何してるの!!…早く逃げなさい!!」
少女「…お母さんと一緒じゃなきゃ、イヤだ!!」
黒ずくめの男達が、母親と少女のすぐ傍まで来ていた…。
少女の母「(ここは危険だわ…逃げるわよ!!)」
母親は少女の手を引き、村の外れへ逃げた。
しかし、そこは行き止まりの崖だった。
謎の男A「此方にも2人居たぞ!!」
少女の母「(ハッ…しまった!?)」
謎の男B「命令だ――2人とも始末しろ」
母親は、少女をぎゅっ…と抱き締め…、三日月のネックレスを少女の首に掛けた。
少女「…お母さん?」
少女の母「…大丈夫よ…私が死んでも 貴女には家族が居るから―――」
少女「えっ―――?」
神様…どうか、この子の命だけはお助け下さい…!!(母の祈り)
少女の母「……ごめんね――ここは私が食い止める!!だから...貴女だけでも、どうか生き延びなさい―――!!」
―――ドンッ!!!!!
母親は、少女を崖から突き飛ばした!!
少女「いゃぁぁぁぁ―――!!!!」
少女は村の遥か下にある、深い森の中へと落ちていった…。
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